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地鎮祭を行うメリットとデメリット

家を建てる前に行う「地鎮祭」。土地の神様に工事の安全と完成を祈願する儀式として、昔から伝わる風習です。しかし、地鎮祭は必ずしも義務ではなく、行わないという選択もあります。地鎮祭を行うメリットとデメリットについて、とある築士さんにお話を伺いました。

地鎮祭を行うメリット
地鎮祭を行うメリットは、以下の通りです。
1. 土地の神様に敬意と感謝を示し、工事の無事進行・完了と住む人々の幸せと繁栄を祈願できる
2. 工事関係者や近隣住民との信頼関係を築き、トラブルや不安を防げる
3. 新しい住まいづくりの第一歩として、家族で記念に残せる

築士さん「地鎮祭は、土地の神様にその土地を使用する許しを請い、工事の安全を祈願する儀式です。日本人の生活習慣における伝統や信仰に基づいたもので、土地に対する敬意と感謝、工事の無事安全と完成、住む人々の幸せと繁栄を心から願って行います。これは、建築における縁起のいい日に執り行われることが多く、施主や工事関係者が参列して行います。」

「また、地鎮祭は工事が始まる前のタイミングで行うことで、工事関係者や近隣住民との信頼関係を築くことができます。工事が始まると、騒音や車の出入りなどで、近隣に迷惑をかけてしまうこともあります。何か問題があった場合の窓口は建築会社になりますが、施主もあいさつ回りなどで丁寧に挨拶をすることで、トラブルや不安を防ぐことができます。」

「さらに、地鎮祭は新しい住まいづくりの第一歩として、家族で記念に残すことができます。家を建てる前に土地に触れたり、玉串(たまぐし)を捧げたりすることで、家族の絆や思い入れが深まることもあります。また、写真や動画などで記録しておくことで、後から振り返って楽しむこともできます。」

地鎮祭を行うデメリット
地鎮祭を行うデメリットは、以下の通りです。
1. 費用がかかる
2. 日程や時間に制約がある
3. 儀式の流れやマナーが分からない

築士さん「地鎮祭を行う場合は、費用がかかります。必ず支払うことになるのは神主への謝礼で、相場は2万~3万円程度です。そのほかには儀式で使用するお供え物や粗品などにも費用がかかります。また、儀式後に宴会(直会)をする場合は飲食費も必要です。これらの費用は施主が負担する場合もあれば、建築費用の経費に含まれている場合もありますが、ケースバイケースです。担当者に事前によく確認しておきましょう。」

「また、地鎮祭は建築における縁起のいい日(建築吉日)から日取りを決めることが多く、日程や時間に制約があります。希望の日程がある人などは前もって早めに神主や担当者と打ち合わせをしておきましょう。また、儀式後は近隣住民へのあいさつ回りも必要です。これらの時間も考慮しておく必要があります。」

「さらに、地鎮祭は一般的な冠婚葬祭などではなく、儀式の流れやマナーが分からない人も多いかもしれません。特に施主は玉串(たまぐし)を捧げたりする役割がありますが、その所作や言葉などは担当者から教えてもらえます。また服装や粗品なども地域差があるものなので 、担当者や現場監督などからアドバイスを受けておくと安心です。」

地鎮祭で知っておくべきポイント
以上、地鎮祭を行うメリットとデメリットについてご紹介しました。地鎮祭は必ずしも義務ではありませんが、土地の神様に敬意と感謝を示し 、工事の無事進行・完了と住む人々の幸せと繁栄を祈願する儀式です。その土地に対する思い入れや家族の絆も深まることもあります。しかし費用や日程なども考慮しなければならず、儀式の流れやマナーも分からない人も多いかもしれません。

このブログがこれから地鎮祭を検討している方の参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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